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※あくまで一例です。試験機の仕様範囲内の試験条件であればご利用いただけます。
<試験概要> 塩化ナトリウム水溶液の噴霧、乾燥、湿潤のサイクルを繰り返し、評価対象物の腐食を促進する試験です。
<試験手順> 1)試験溶液の準備 (※当社がご用意致します。) a)溶質としての塩は、「JIS K 8150塩化ナトリウム(試薬)」に規定する特級の塩化ナ トリウム又はこれと同等以上の塩化ナトリウムを用いる。 b)溶媒としての水は、25℃±0.2℃で電気伝導率20μS/cm以下の脱イオン水又は蒸留 水を用いる。 c)樹脂などの不活性な材料の容器に、a)の塩及びb)の水を入れ、5%の塩化ナトリウ ム水溶液を調製する。
2)試験片の準備 試験片の寸法及び形状は、150mm×70mm×1mmの平板または製品などから切り出した部材を用いる。
3)試験片の設置 噴霧室内での試験片の角度は、鉛直線に対して20°になるように設置する。
4)試験開始 試験条件は表1のとおりとする。 表1 塩水複合サイクル試験条件
項目 |
条件 |
1.塩水噴霧 温度 塩化ナトリウム水溶液の濃度 |
35℃±1℃ 5% |
2.乾燥 温度 相対湿度 |
60℃±1℃ 20〜30%RH |
3.湿潤 温度 相対湿度 |
50℃±1℃ 95%RH以上 |
1サイクルの時間及び内容 |
1サイクル8時間とする 塩水噴霧 2時間 ↓ 乾燥 4時間 ↓ 湿潤 2時間 |
5)試験後の処理 試験片の表面に付着した塩化ナトリウムを流水で取り除く。
6)試験片の評価 試験前後の外観、膨れ、ひび割れ、錆などから評価する。
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